豪快でいて美しい「そり投げ」で見る人を惹きつけるレスリング選手、文田健一郎さん。
元レスリング選手であり、監督でもる父親・敏郎さんと二人三脚でその技を磨いてこられました。
そんな文田健一郎さんの父親の経歴を知っている方は少ないのではないでしょうか。
この記事では、文田健一郎さんの父・敏郎さんにスポットライトを当てたいと思います!
- 文田健一郎の父・敏郎の経歴
- 文田健一郎の父・敏郎が監督業の退職を延ばした?その理由は?
- 文田健一郎の父・敏郎の教え子
文田健一郎の父・敏郎の経歴が凄い!
文田健一郎の父・敏郎の経歴を、
- 元レスリング選手
- 県立韮崎工業高で監督業
- グレコローマンフリースタイルの指導
の3つにわけて紹介していきます。
プロフィール
まずは、文田健一郎さんの父・敏郎さんのプロフィールをご紹介します。
- 年齢:62歳(2024年8月現在)
- 出身地:鹿児島県天城町兼久
- 出身高校:樟南高等学校 自動車科(昭和54年卒業)
- 出身大学:日本体育大学
文田健一郎さんの祖父も鹿児島県天城町(徳之島)出身で、こちらの地域には敏郎さんのふたいとこの方も住まれているなど、親戚の方もいらっしゃいます。
文田健一郎さんの東京五輪の試合では、天城町役場1階を観戦に開放。
親戚や関係者の方が観戦に訪れていました。
文田選手の祖父の出身地、鹿児島県天城町(徳之島)では、役場1階ホールに設営した観戦会場に親戚や町関係者など約50人が詰め掛けた。
出典:あまみじかん
町をあげて応援しているようで、文田健一郎さんも父親の故郷からの声援は大きな力になるでしょうね!
元レスリング選手
文田健一郎さんの父・敏郎さんは、「日本体育大学」レスリング部OBです。
その中で、敏郎さんは、1982年の全日本選手権・男子グレコローマン2位などの優秀な成績を出しています。
県立韮崎工業高で監督
文田健一郎さんの父・敏郎さんは、現在「山梨県韮崎工業高校」レスリング部の監督業(教職も)をされています。
韮崎工業レスリング部を全国トップクラスの強豪に育て上げられました。
父・敏郎さんが指導した選手
- 米満達弘さん(2012年ロンドンオリンピック・レスリング66キロ級金メダル)高校時代に指導
- 息子である文田健一郎さん(2020東京オリンピック銀メダル)
- 尾崎野乃香さん(2024年パリオリンピック出場)
米満達弘さんは、2012年ロンドン五輪で金メダルに輝き、文田健一郎さんは2020年の東京オリンピックでは銀メダルを獲得していますね。
敏郎さんが指導した教え子について、詳しくは後ほど解説します!
グレコローマンフリースタイル
男子レスリングには、次の2種類があります。
- グレコローマンスタイル:上半身のみの攻防が許される・男子のみ・高校生以降のみ
- フリースタイル:全身で攻防ができる
文田健一郎さんの父・敏郎さんは、健一郎さんが小学生時代レスリングをほぼやっていないに等しかった状態でタックル等が下手だったため、独特の指導をすることにしました。
それが、「グレコローマンフリースタイル」。
グレコローマンスタイルの技をアレンジしてフリースタイルに取り込むスタイルでした。
「ガブリ返し」「そり投げ」をその独自のスタイルで教えたという功績があります。
その後、文田健一郎さんは高校で父と二人三脚で練習してきた技、グレコローマンスタイルで活躍していきます。
文田健一郎の父・敏郎が監督業の退職を延ばした理由は?
一度は決めた定年
以下の記事は、文田健一郎さんが東京オリンピックで銀メダルを獲得した際の記事です。
一番、輝くメダルではなかったが、愛息の成長が、本年度で定年退職する父には最高のプレゼントだった。
引用:スポニチアネックス( 2021年8月3日)
文田健一郎さんの銀メダルが定年退職する父には最高のプレゼントと記載があるように、2022年3月で定年退職することはほぼ決まっていたと思われます。
退職を延ばした
が、その後も韮崎工高レスリング部の監督を務めていることがわかる報道も多々あることから、現在も続けていることが確実です。
父・敏郎さんは尾崎野乃香さんの指導を現在も続けています。
もしかすると2021年度でいったん定年退職はされて再度就職した可能性もありますね。
ですが、現在も監督業を務めておられるのはレスリング選手たちにとっては嬉しいことなのではないでしょうか。
文田健一郎の父・敏郎が指導した選手
文田健一郎さんの父・敏郎さんが指導した選手をまとめました。
- 米満達弘
- 文田健一郎(息子)
- 尾崎野乃香
米満達弘
父・敏郎さんは、米満達弘が「韮崎工業高校」時代に指導していました。
レスリングはただいま、3スタイル全てで全日本合宿中です。
— Sachiko HOTAKA 7.28超RIZIN3 保高幸子 (@greco_free) November 16, 2017
コーチとして帰ってきたロンドン五輪金メダリスト・米満達弘 pic.twitter.com/FtQAG4WTvf
- 2008年:全日本学生選手権フリースタイル66kg級 優勝
- 同年:天皇杯全日本選手権 優勝
- 2009年:ヤシャ・ドク国際大会 優勝
- 同年:世界選手権 銅メダル
- 2012年:ロンドン五輪 金メダル
- 同年:紫綬褒章を受章(現役の自衛官としては史上初)
ロンドン五輪後はケガや、制度変更により所属階級の66kg級がなくなったことの影響などで、2015年1月、競技引退を発表しました。
現在は、日本レスリング協会理事会で2017年からレスリング男子フリースタイルのコーチとして指導する側になっています。
文田健一郎
文田健一郎さんがレスリングを始めたのは小学生の時でした。
サッカーや野球に興味があったところ、元グレコローマン・レスリング選手である父・敏郎さんからレスリングシューズをもらったことからレスリングを始めました。
そのときのことを、
洗脳に近いものがありましたね
と、笑って話しています。
中学生になり大会で勝った際に、
すごく気持ちよくて、この特別なものをもっと味わいたい
と、レスリングに集中するようになりました。
この時には、父親が監督を務める「韮崎工業高校」レスリング部の学生と練習に励んでいました。
また、父が指導していた米満達弘さんがロンドン五輪で金メダルをとったことも、さらにモチベがあがったと話しています。
父親が監督を務めるレスリング部がある「韮崎工業高校」へ進学すると、グレコローマンでやろうと決めた文田健一郎さん。
その後も大会では好成績を連発。
- 2017年:世界選手権 金メダル
- 2019年:世界選手権 金メダル
- 2021年:東京オリンピック 銀メダル
- 2022年:世界選手権 3位
2024年のパリオリンピックでも金メダルが期待されています!
尾崎野乃香
尾崎野乃香さんは文田敏郎さんに指導してもらっている選手です。
毎週末、韮崎工業高で、同高レスリング部の文田敏郎さんらと練習を続けている。
引用:読売新聞
尾崎野乃香さんが「韮崎工業高校」で練習を始めたのは、2023年夏頃からでした。
自身の親と部員の親が知り合いだったという縁がきっかけだったそうです。
そして、尾崎野乃香さんはロンドン五輪金メダルの米満達弘さん達を育ててきた文田健一郎さん父・敏郎さんの指導を希望しました。
その後、尾崎野乃香さんは、『どん底からの逆襲劇でパリ五輪へ』というタイトルの記事があるほど、絶望的な状況からの逆襲撃を果たします。
尾崎は62キロ級で22年世界選手権を制するなどしたが、国内の代表争いで敗れ、一度は五輪への道が途絶えた。
しかし、昨年12月の全日本で68キロ級に階級を上げて、“再挑戦”。
負けたら終わりの崖っぷちから優勝し、プレーオフに持ち込んだ。
引用:スポーツ報知
この素晴らしい巻き返せた理由として、ご本人の努力はもちろん、文田敏郎さんの指導も大きいのではないでしょうか。
まとめ
この記事では、レスリング選手の文田健一郎さんの父・敏郎さんにスポットを当てて経歴などを調査してきました。
また、「山梨県韮崎工業高校」レスリング部の監督をされていて、ご自身の息子・健一郎さん以外にも、多くの選手を育てておられました。
文田健一郎さん、そして父・文田敏郎さんの今後のご活躍をお祈りしております!
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